田宮流(田宮神剣流)について
 「表の巻」十一本、「虎乱の巻」十四本からなり、「形」を基本として統一された居合(抜刀術)である。前宗家の妻木正麟先生が家伝とされていた田宮神剣流をベースに、田宮流の古文書等に記載されていた術理を加えて再構築したものとされている。

 
   技の特徴は、天然自然のことわりを以て、内志正しく、外体直く、気体の和に随って刀を抜き出すことをを修行の心得としている。

 

  「位」、「美」を大切にし、刀の抜き方、納め方、腰の据え方、切り方、突き方、外し方、止め方など、敵の動きに対動する「運剣の法」が定められている。

 

 

 

元祥館で学ばれている田宮流について
 吉成元祥先生は、第十四代宗家妻木正麟先生に入門後、居合・剣舞・詩吟を学ばれました。田宮流居合・剣舞・詩吟の三道の八段位を允可されています。


  中でも、居合に関して、妻木正麟先生から直々に、「表の巻」「虎乱の巻」を伝授された数少ない高弟の御一人です。

 

  伝授された後、表の巻及び虎乱の巻の技の想定を踏まえ、技の理合いを検討し、いくつかの動きについて変更し、妻木正麟先生にも御了承頂きました。そのため、現在、元祥館で稽古されている田宮流は、妻木正麟先生が著した「詳解田宮流」とは形が異なる場合もあります。

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